指揮者より
パイプオルガン

教会では、歴史的に歌うことが常とされてきました。聖アウグスティヌスは、「歌う人は二度祈る」という言葉を残しています。つまり、福音に旋律がつき、和音がつくことは祈りの一つの姿であり、歌うことよって、祈りは増幅されて、神様に届くものになるのではないかと、私は考えています。

ICU教会は、毎週が音楽礼拝であると思われるほど音楽に満ち溢れた礼拝を捧げる伝統があります。そのため、聖歌隊も礼拝奉唱に必要な発声法、アンサンブルのテクニックの勉強は怠りません。しかし、技巧的な充実が必ずしも礼拝での音楽の充実に繋がる訳ではないのです。ラテン語、英語、ドイツ語、日本語等で書かれた作品の歌詞や楽曲の解釈を皆で共有し、神様に向かう気持ちを揃えることが、祈るために私達の行う最も大切な練習です。そうすることで、礼拝では神様の道具となって歌う私たちとキリストは共にいてくださり、力を与えてくださるのだと思います。

教派や国籍、これまで生きてきた環境は皆それぞれ違うメンバーの集まりですが、互いを尊重し、音楽の捧げ物をするというミッションのためにキリストの下に導かれました。これは、本当に大きな喜びであり、奇蹟です。全てを主に委ね、歌い続ける私たちICU教会の礼拝に、どうぞお越しください。

指揮者: 小口 浩司


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